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透析関連腎細胞癌(Dialysis associated RCC)

・透析患者:本邦30万人(糖尿病>慢性腎炎)

・男女比は4-7:1。

・健常人に比して、透析患者では、腎癌の発症頻度が高い

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・透析患者でも健常人と同じ腎癌が発生する。

・ただし、長期透析患者では、透析患者特有の腎癌が発生する。

・透析歴10年までは、普通と同じだが、10年を超えると透析関連腎癌が発生する頻度が増える。

・透析歴が20年を超えて発生するのは予後が悪い腎癌が多い。 Nephrol Dial Transplant. 2011;26:1677–1682

・透析患者特有の腎癌は嚢胞内に存在する事が多い。(嚢胞内に結節ができるのが特徴!!)後天性嚢胞腎(ACDK:acquired cystic disease of the kidney)に合併

・後天性嚢胞腎は長期透析を受けている腎不全患者に発生する。多発性の小嚢胞を認め、透析期間が長いほど発生頻度も高くなる。5-10年の透析歴で90%以上に認める。嚢胞内出血の頻度も高い。腎がん(ACD-associated RCC)は通常の6-7倍の頻度で発生する。

・組織では好酸性細胞質を有する腫瘍細胞が微小嚢胞状構造を形成。どの組織型にも当てはまらない。

・腫瘍内にシュウ酸カルシウム結晶を認める。

・長期透析患者では肉腫様変化を生じる事が多い。

症例 透析30年。

Dialysis associated RCC2
Dialysis associated RCC1

(K先生提供画像)


症例 58 歳の男性。長期透析中。

Acquired renal cystic disease2006年放射線科診断専門医試験問題55より引用。

両側腎は萎縮を認め、小嚢胞多数あり。長期透析に伴うAcquired renal cystic disease (Acquired cystic disease of the kidney: ACDKとも言う)が疑われる所見。右腎には不均一な造影効果を呈する腫瘤あり。透析により高リスクとなるRCCの合併が疑われる。

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