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肩関節の解剖

肩関節ではまず下記の解剖はスラスラ言えるようにしましょう。

また肩関節のMRIの正常解剖はこちらのツールでもご確認いただけます→肩関節MRI正常解剖アプリ
スライド03
スライド05
スライド08

腱板(rotator cuff)を構成する筋

  • 腱板(rotator cuff)→4つの腱から構成される。
腱板の名前 上腕骨頭のどの部分を被うか。 最終的にどこに付着するか。
肩甲下筋腱 前面 小結節
棘上筋腱(最重要) 上面(前面も後面も) 大結節
棘下筋腱 後面 大結節
小円筋腱 後面 大結節
肩甲下筋腱(subscapularis tendon)
  • 上腕骨頭の前面を被い、上腕骨の小結節に付着し、主な機能は肩関節の内旋である。
棘上筋腱(supraspinatus tendon)
  • 肩甲骨の棘上窩から上面を被い、上腕骨の大結節に付着する。肩甲上神経が支配し、主な機能は、肩関節の外転(手を上に上げる)である。腱板で最も負担が大きく、損傷を受けやすい。supraspinatus muscle
棘下筋腱(infraspinatus tendon)
  • 肩甲骨の棘上窩から後ろ面を覆い、上腕骨の大結節に付着する。これも肩甲上神経が支配し、主な機能は肩関節の外旋である。

※棘上・下筋はともに肩甲上神経支配で、これらの筋が萎縮しているときは、この神経が圧迫されていることが多い。その代表が傍関節唇嚢胞。もし何も障害物がない場合は、走行する肩甲横靭帯を手術により切除する。

小円筋腱(teres minor tendon)
  • 肩甲骨の外側縁・下角から後ろ面を覆い、上腕骨の大結節に付着する。腋窩神経が支配し、主な機能は肩関節の外旋である。小円筋は棘下筋を補助し、ほぼ同じ機能である。

4つの腱から構成される。

その他、三角筋、上腕二頭筋が肩関節に関与している。

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腱板上の関節様構造

2nd

※肩のなめらかな挙上に重要=第2肩関節と言われる。

  • 肩峰下・三角筋下滑液包
  • 肩峰
  • 烏口突起
  • 烏口肩峰靭帯(肩峰、烏口突起を結ぶ)
烏口肩峰アーチ(coracoacromial arch)
  • 腱板の上方には烏口突起、烏口肩峰靭帯、肩峰で形成されるというアーチ様の構造がある。このアーチと上腕骨頭の間に肩峰下-三角筋下滑液包と腱板がある

arch

関節唇(glenoid labrum)

  • 線維軟骨で、前後に突出する楔型の構造。
  • MRIでは正常で低~無信号。

肩峰下三角筋下滑液包(subacromial-subdeltoid bursa)

  • 腱板の上面を被う大きな滑液包で、正常ではほとんど同定できないが、少量の液体貯留を認めることがある。滑液包は骨・軟骨と腱の付着部、皮下などにあり、摩擦を軽減する役割がある。

上腕二頭筋長頭腱(long head of biceps tendon)

biceps brachii muscle

  • 上腕骨の大結節と小結節の結節間溝を走行し、関節腔内を通って、関節唇の上部に付着する。

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関節唇・関節上腕靭帯の解剖

  • 関節窩の周りに関節唇あり。その上方に上腕二頭筋長頭腱が付着する。
  • 関節唇の前上方から後下方にかけて関節上腕靭帯がある。
  • 関節上腕靭帯=上関節上腕靭帯(SGHL)+中関節上腕靭帯(MGHL)+下関節上腕靭帯(IGHL)と3つからなる。
  • 中でも下関節上腕靭帯(IGHL)=anterior band+posterior bandからなり、特にanterior band(AIGHL)が重要。

GHL

肩関節の安定性を高めるもの

  • 関節唇(glenoidal  labrum):関節窩を深めることにより、肩関節を安定化させる。
  • 関節包(articular capsule):骨の可動性連結である関節を包む膜。滑液を分布する滑膜と外層の線維膜からなる。
  • 靭帯:関節上腕靭帯、烏口上腕靭帯、烏口肩峰靭帯など。

CHL

  • 筋:回旋筋腱板(rotator cuff)∋棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、大胸筋、三角筋、烏口腕筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、広背筋、大円筋 の計11種類。
  • 滑液包(bursa) 潤滑剤の役割。

肩関節略語

  • RC:Rotator cuff=腱板
  • RCT:Rotator cuff tear=腱板断裂
  • RCR:Rotator cuff repair=腱板修復術
  • SAB:sub acromial bursa=肩峰下滑液包
  • ARCR:Arthroscopic Rotator cuff repair=鏡視下腱板修復術
  • ASD:Arthroscopic Subacromial Decompressionr=鏡視下肩峰除圧術
  • RIL:Rotator Interval lesion=腱板疎部病変

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