Sponsored Link

陰茎癌

・陰茎癌は比較的まれな腫瘍で、泌尿生殖器癌の2~5%、男性に発生する癌の約1%に過ぎない。

・50~70歳代に好発。

Sponsored Link

亀頭部の腫瘤や潰瘍で気付かれることが多い。

・組織型は大部分(95%以上)が扁平上皮癌である。

恥垢による慢性刺激が発生誘因と考えられ、包茎の人で有意に発生率が高い

・病期分類はJackson分類とTNM分類の両者が用いられる。

・TNM分類では、
Tis:上皮内癌、
T1:上皮下結合組織に浸潤する腫瘍、
T2:尿道海綿体または陰茎海綿体に浸潤する腫瘍、
T3:尿道、前立腺に浸潤する腫瘍
T4:他の隣接臓器にの浸潤する腫瘍
※海綿体への浸潤のない腫瘍、すなわちT1以下の手術症例の予後は良好で95%以上の3年生存率とされているが、T2以上の症例の予後は不良とされている。

・治療は外科手術が最優先で、腫瘍から2cm以上離して切断することが推奨されている。従って画像診断による正確な広がり診断は予後の予測の上でも、治療法決定の上でも重要である。

画像所見

・MRIは陰茎の正常構造を明瞭に描出するので、深達度診断にはMRIが用いられる。

陰茎海綿体白膜はどの撮像法においても低信号を呈し、容易に同定されるが、特にT2強調像や造影後Tl 強調像では陰茎海綿体が強い高信号となり、腫瘍は海綿体より低信号を呈するので、深達度診断にはT2強調像か造影後T1強調像が適してい る。

・陰茎海綿体への明らかな浸潤をきたした場合、低信号の白膜を破壊し、海綿体内部へ進展する様子が容易に描出される。

・また、白膜の低信号が完全に保たれていれば、海綿体への浸潤はないと判断される。

・陰茎癌の所属リンパ節は鼠径リンパ節である。リンパ節腫大の検索には一般的にCTが用いられる。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら