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問題はこちらから参照して下さい。

2012年放射線科専門医過去問基礎1−5

スライド02

1, d

a 増殖死と間期死とに分類される。○

b アポトーシスとネクローシスとに分類される。○

c 増殖死(=分裂死)では巨細胞形成や細胞融合がみられる。○照射後数回の細胞分裂後に死に至るのが増殖死。線維芽細胞での主要な細胞死の形態。巨細胞形態が認められる。通常の線量(1-2Gy程度)で起こる。

d 間期死では照射後数回の細胞分裂後に死に至る。×これは増殖死のこと。間期死では、放射線照射が原因で、次のM期に入ることなく、細胞が死ぬ。1回も細胞分裂を経ることなく直ちにおこる細胞死。原形質の融解が認められる。大線量照射が必要。

e リンパ球でみられる高感受性間期死はアポトーシスである。○


 

スライド08

2,c

a 陽子線は低 LET 放射線である。○ 数10MeVの陽子線は、高LET放射線と同じ物理的特定を持ち、陽子線はすべて低LETと思ったら間違いではあるが、過去問を見る限り、低LET放射線として覚えればよい。

b 高 LET 放射線では線量率効果は小さい。○ 高LET放射線では、逆線量率効果が起こり、低量線で少しずつ放射線を浴びた方が生物学的影響が大きい。(低LET放射線では逆。)

c 生物学的効果比(RBE)は LET に比例する。×-△ 基本的に比例するが、LETが100keV/μm以上ではオーバーキルがおこり、比例しない。過去問を見るとこれが誤りか。

d 高 LET 放射線の DNA 損傷は直接作用が主体である。○

e 高 LET 放射線では低 LET 放射線より酸素効果が小さい。○ 酸素効果はLETに反比例する。


 

スライド10

3,c

a α/βの単位は Gy である。○ αによる効果と、βによる効果が等しくなるところが、α/βである。つまり、αD=βD2となるD(放射線量)なので、単位はGy。

b 後期反応のα/βは早期反応に比して小さい。○α/βは細胞の増殖性や種類によって決まる。早期に反応する細胞(増殖性が高い)および腫瘍細胞は10Gy程度。後期反応細胞(増殖性が低い)は1〜3Gy。

c 1 本の放射線で 2 本鎖切断が生じる確率は線量の 2 乗に比例するとした。× 複数の放射線。1本の放射線で2本鎖切断は線量に比例する。

d 致死障害は 2 本鎖切断であり単鎖切断では致死に至らないとしたモデルである。○

e 細胞の生残曲線を多標的 1 ヒットのみで説明するには低線量の部分に無理があるため提唱された。○

スライド12

4,a

a 細胞周期のうち S 期にある細胞は放射線感受性が高い。×。S期後半からG2初期は感受性が低い。

b LET とは飛跡上の一定距離当たりで付与するエネルギーのことである。○

c 高 LET 放射線は低 LET 放射線に比して DNA の二重鎖切断を起こしやすい。○ 電離作用が強い。

d 有酸素状態にある腫瘍細胞と比較して,低酸素状態にある腫瘍細胞は X 線照射に対する感受性が低い。○酸素があるとフリーラジカルを生じ、腫瘍殺傷能力が上昇すると考えればいい。

e 同等の生物学的効果を及ぼす線量が X 線 6 Gy,炭素線 2 Gy であれば,炭素線の生物学的効果比(RBE)は 3 である。○

※RBE=6(基準放射線であるX線の吸収線量)/2(当該炭素線の吸収線量)=3


 

5,d

a 高 LET 放射線ではOER は 2~3 程度である。× 低LET線であるX線、γ線で2.5-3.0。OERはLETに反比例するので高LET線はもっと小さい

b OER は酸素分圧が高くなればなるほど高くなる。× 50mmHgで相対的な放射性感受性はプラトーに達する。

c 放射線照射後に酸素濃度を高めると OER が高くなる。×照射中の酸素濃度が重要。照射後に変化させても酸素効果は認められない。

d 照射時の組織の酸素分圧によって効果の大きさが決まる。○

e 高 LET 放射線では低 LET 放射線にくらべ酸素効果が大きい。×高LETでは酸素効果はほとんど認められない。なので酸素効果は間接作用の関与が考えられる。

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