2012年放射線科専門医過去問診断16−20

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スライド002

16,a,c

a 骨肉腫 ○ 溶骨性変化を示すもの、骨硬化性変化を示すもの、両者の混合するものに分類され、中でも混合型が多い。

b ビタミン D 欠乏症 × 骨軟化症。

c 骨Paget 病慢性期 ○ 破骨細胞活性→溶骨性変化→造骨細胞活性が混在→造骨性変化が優位となる順に進行する。

d 副甲状腺機能亢進症 × 骨膜下吸収を起こす。

e Langerhans 細胞組織球症 × 骨硬化縁や骨膜反応を伴わない骨溶解像。レントゲンにてbeveled edge appearanceと呼ばれる辺縁部と中心部の濃度差。


 

スライド010

17,c,e

a 先天性脊椎すべりは L1 に最も多い。× 先天的なS1椎と関節突起の形成不全により、L5椎のきわめて高度なすべり症が生じる。

b 分離すべりは L4 に最も多い。× L5が80%、L4が10%。10代の男子でスポーツする人に多い。

c 分離すべりは神経根症状をきたし易い。○

d 変性すべりは L5 に最も多い。× L4

e 変性すべりは馬尾症状をきたし易い。○


 

スライド012

18,d

a 強直性脊椎炎 ○ びらんが小さく切手のふち様。

b 乾癬性関節炎 ○ 非対称性。

c 腸炎性関節炎 ○ 炎症性腸炎に合併。対称性。

d 甲状腺機能亢進症 × 関係ない。

e 副甲状腺機能亢進症 ○ 骨吸収により開大する。

仙腸関節の開大

・外傷による靭帯損傷により仙腸関節間隙は開大する。靭帯付着部の炎症(enthesopathy),骨びらん,骨吸収などによっても関節間隙の開大をきたす。

・外傷に伴う仙腸関節の開大は前・後仙腸靭帯の損傷を示唆する。腎不全に よる2次性副甲状腺機能充進症では,骨吸収により仙腸関節間隙は開大する。

・Seronegative spondyloarthropathyに多くみられる靭帯・健付着部の炎症 (enthesopathy)では,骨びらんより始まり,反応性・修復性骨硬化,さらに骨癒合へと進行する。これらは仙腸関節炎の存在を意味し,両側性の仙腸関節炎は硬直性脊椎炎の診断には必須項目である。

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スライド015

19,a. ○

 

20,b

a 類骨骨腫 ○

b 内軟骨腫 ×

c Brodie 膿瘍 ○ 黄色ブドウ球菌による骨髄炎の1型。当然周囲に骨髄浮腫を伴う。

d ストレス骨折 ○

e 軟骨芽細胞腫 ○

周囲の骨髄や軟部組織に浮腫性変化を伴う良性腫瘍
•軟骨芽細胞腫
•類骨骨腫
•好酸球性肉芽腫
•疲労骨折(ストレス骨折)

※MRI所見はしばしば非特異的。周囲に反応性浮腫を認め、悪性腫瘍と紛らわしいことがある。質的診断には臨床所見や単純写真所見を十分に考慮する必要あり。
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