2012年放射線科専門医過去問診断66−70

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66,d

a Vp4 症例は良い適応である。×.脈管浸潤例に関しては, Vp1,Vp2であれば肝切除やTACEが行われ,Vp3, Vp4であればHAIC(肝動注)が行われる.Vp3,Vp4でかつChild-PughAであればソラフェニブも選択肢のひとつとなる。
※VP4とは門脈本幹腫瘍栓のこと。

Vp0:門脈に侵襲(腫瘍栓)を認めない
Vp1:門脈二次分枝より末梢(二次分枝を含まない)に侵襲を認める
Vp2:門脈二次分枝に侵襲を認める
Vp3:門脈一次分枝に侵襲を認める ↑ここまではTACE適応
Vp4:門脈本幹に侵襲を認める     ↓Vp4はTACE禁忌

b 乏血性肝細胞癌は良い適応である。× 多血性によい適応。

c 下横隔膜動脈から供血されるときは適応ではない。× TACEを繰り返すことにより肝動脈がやせてくる。その結果、肝外側副血行路が再発に寄与する。できるだけ側副路も追いかけよ。

d 3cm以下単発の肝細胞癌は治療の第一選択ではない。○ TACEの適応は切除術やRFAなどの根治療法が不能な4個以上あるいは3cmを超えるが主な対象。

e 肝障害度C(Child-Pugh 分類 C)の症例は良い適応である。× Bくらいならいけるが。

TAEの適応(大まかな基準)

・肝癌により門脈本幹の閉塞がないこと。

・黄疸はT.bil 最大5mg/dlまで。通常3mg/dl以下が好ましい。

・肝癌の大きさ、個数は問わない。(多数個ある場合はTAEの独壇場)

・著明な腫瘍内シャントのみられない例。

※禁忌となるのは、高度黄疸、難治性腹水、門脈本幹閉塞など。


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68,d

a イソジン溶液は塗布後 2 分ほどたてば,乾燥しなくても消毒効果がある。 ○イソジン (ポビドンヨード) の殺菌作用は, イソジン水溶液から遊離するヨウ素が持つ酸化作用によるもの。遊離ヨウ素濃度が高いほど殺菌力が高まるため, 皮膚に塗布後, イソジンの殺菌力が最も高くなるまで作用時間をおく必要がある。なので乾燥は関係ない。

b イソジン溶液は細菌だけでなく,ウイルスについても効果がある。○

c イソジンアレルギーの場合は,アルコールを用いることができる。○

d 外から中へ向かって同心円状に消毒する。×内側から外側に同心円状に行うのが消毒の原則。

e イソジン溶液は粘膜面に使用して良い。○


 

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68,b

a 右腎動脈が 2 本存在する。

b 固有肝動脈が左胃動脈から分岐する。○ 0.5%

c 副左胃動脈が左肝動脈から分岐する。 7%。

d 右肝動脈が上腸間膜動脈から分岐する。 11%

e 右下横隔動脈が腹腔動脈起始部から分岐する。9割近くが大動脈(CA直上部)またはCA起始部より分岐。右の10%は腎動脈より分岐する。

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69,e

a 肝芽腫 ○

b 肝肉芽腫 ○

c 肝血管腫 ○

d 転移性肝腫瘍 ○

e 限局性結節性過形成(FNH) ×※脂肪も石灰化も少ない。


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70,a,e

a ヘモクロマトーシス ○

b 急性肝炎

c うっ血肝 × 濃度低下。

d 脂肪肝 × 低吸収になる。

e 糖原病 ○ 単純CTにおいては、グリコーゲンの蓄積により肝実質の吸収値が上昇する一方で、脂肪の沈着により吸収値が低下する場合もある。したがって、肝実質はさまざまな吸収値を呈する。

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