2012年放射線科専門医過去問診断41−45

問題はこちらから参照して下さい。

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41,a

a 大動脈損傷は峡部に多い。○ 左鎖骨下動脈分岐部直下の峡部に多い。

b 気道損傷は末梢気道に多い。× 中枢に多い。大血管損傷同様に固定された気 管に対し比較的固定の緩やかな肺との間の水平・ 垂直方向の加速度による勢断外力が加わることにより生じる。そのため,鈍的損傷の80%以上が気管分岐部から2cm以内に発生する。

c 外傷性肺囊胞は 1~2 週で消退する。× 外傷性肺嚢胞の消失には数週間を要する。外傷後に肺の限局性の透亮域が認められた場合は外傷性肺嚢胞が考えられる。外傷性肺嚢胞では,内部にair-fluidlevelが見られる。

d 肺挫傷は 24 時間以後で明らかとなる。× 肺挫傷は受傷直後から6時間以内にX線所見が認められることが多い。 X線で外傷後6時間以内に最初の写真が撮られた症例の70%に所見を認めたと報告されている。24時間まで増強して、48時間以降消退していく。

e 横隔膜損傷では,他臓器損傷合併はまれである。× 横隔膜損傷時には腹部臓器損傷を伴うことが多く,右側の損傷では肝損傷が多くを占める。左側では77%に腹腔内臓器損傷を合併するとの報告もある。


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42,b

a Stanford A 型は,DeBakey II 型に相当する。×

b Stanford B 型は,DeBakey III 型に相当する。△ DeBakeyはリエントリーの位置と解離腔の範囲によって分類しており、Stanfordの型と1対1対応しない。詳しくは次のスライド参照。Stanford A=Ⅰ+Ⅱ、 B=Ⅲa+Ⅲbでいっか。

c Stanford B 型の予後は A 型より不良である。× 上行におよぶAの方が重症。

d 動脈瘤合併が多い。△大動脈解離で大動脈径の増大があるのは 40~50%に過ぎない。これを多いとするかどうかは他の選択肢との関係次第。2010年は瘤の合併が90%以上、を誤り。

e 単純 CT で急性期解離腔は低吸収を示す。×高吸収
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43,b

a 冠静脈洞は左房に還流する。 × 右房。冠静脈洞へ還ってくるのは左室からの血流。右室からの血流は小心静脈から右房へ還る。

b 右冠動脈は右房室間溝に沿って走行する。○

c 左冠動脈回旋枝は前心室間溝に沿って走行する。× 前下行枝。主幹部が前心室間溝を通っていき、前下行枝がそのまま通る。回旋枝は、左房室間溝を通っていく。

d 肺動脈弁は 2 枚の半月弁からなる。 × 3枚。

e 左心室の肉柱構造は右心室より直交する。?

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44,c

a 動脈管開存 × 大動脈から肺動脈に流れるので陰影は増強する。

b 大動脈縮窄 ×

c Fallot 四徴症 ○ PS+VSD+大動脈騎上

d 心室中隔欠損 × 左室から右室へ流れるので肺動脈陰影は増強する。

e 心房中隔欠損 × 左房から右房→右室へ流れるので肺動脈陰影は増強する。


 

45,c

a 石灰乳石灰化 × 明らかな良性。

b 領域性石灰化 ×良性。区域性は悪性。

c 分枝状石灰化 ○

d 中心透亮性石灰化 × 明らかな良性。

e 1 mm 以上の孤立円形石灰化 × 明らかな良性。

明らかな良性石灰化

・円形
・中心透亮性
・石灰乳 (上から見るとTea cup sign、嚢胞内)
・線維腺腫(粗大あるいはポップコーン状)
・分布では、 びまん性/散在性>領域性>集簇性>線状>区域性 良性                  悪性

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46-50

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