2012年放射線科専門医過去問基礎6−10

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問題はこちらから参照して下さい。

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6,b

a 粒子線と電磁波がある。 ○

b 電子線は電磁波である。× 電子線は荷電粒子線。電磁波はX線、γ線、電波、紫外線、赤外線など。

c 粒子線は波動性と粒子性を持つ。○

d 荷電粒子は直接電離放射線である。○

e ガンマ線は可視光線に比べて波長が短い。○ γ線が最も波長が短い。次にX線。さらに紫外線、赤外線と可視光へと続く。スライド20 スライド21


 

スライド22

7,c,d

a 折り返しアーチファクトは周波数エンコード方向に生じやすい。× 位相エンコード方向。周波数エンコードは短時間で撮る。位相エンコードは時間かかるため、アーチファクトはより生じやすい。

b エコープラナー法(EPI)は磁化率アーチファクトの影響を受けにくい。×EPIはDWIで使っている。前頭葉のところとかアーチファクトが出てるのはこれ。

c 拍動流に伴うアーチファクトは位相エンコードの方向に観察される。○

d 撮像条件を同一とした場合,化学シフトアーチファクトは磁場強度が高いほど大きくなる。○ 磁場の強度(テスラ)に完全に比例する。

e グラディエントエコー法は,スピンエコー法と比べて磁化率アーチファクトの影響を受けにくい。×受ける。


 

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8,c

a タングステンは X 線管球に用いられる。○ X線管球としては,タングステン,モリブデン,ロジウム,銀などを対陰極(陽極)としたものが使われる。

b X 線 CT 画像ではスライス厚を薄くすると部分体積効果の影響が減少する。○ 常識。

c 超音波は組織間に音響インピーダンスの差が小さいほど強く反射する。× 音響インピーダンスに差が大きい部分ほど反射は強く起こりエコー輝度が高くなる。逆に音響インピーダンスに差のない、または少ない境界においては、反射が起こらないか、もしくは反射は非常に弱い。従ってエコー輝度は無エコーから低エコー輝度になる。

d 荷電粒子が結晶に入射したとき閃光を発する物質をシンチレータという。○その通り。γ線の入射エネルギーを蛍光に変換するのがSPECT(NaI)やPET(BGO,LSO,GSO)シンチレータ。他にα線やβ線のエネルギーを蛍光に変換するシンチレータもあるので○ということになる。

e 陽電子は陰電子と結合して消滅するとき,2 本の放射線を正反対の方向に放出する。○ その消滅放射線を感知するのがPET。


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スライド26

9,a,e

a 回復現象が認められる。○ 同じ線量でも分割して受けた方が、影響は少ない。これは回復現象があるから。なので、ある量を受けると発生するというしきい値がある確定的影響においても、この回復現象を考慮しなければならない。と思われる。

b 発症に性差が認められる。× 生殖腺の確定的影響には性差があるが…。

c 遺伝子の突然変異が原因である。× 関係ない。

d 被曝線量が増加するとリスクが増す。× しきい値を超えないとリスクは増さない。

e 精神発達遅滞は確定的影響の 1 つである。○成長と発達の遅延は胎児期被ばくによる確定的影響である。

※回復現象について:
・同じ放射線を浴びるにしても、少量の放射線を長時間にわたって受けた場合と、強い放射線を一度に浴びた場合とでは、影響をかなり違う。前者の方がはるかに放射線障害は少なくなる。これは細胞や組織の持つ損傷回復力が放射線による障害の発生を上回って働くため。

・したがって、年間約2.4mSvという自然放射線よる被ばくで、障害の発生はまずない。


 

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10,d

a 自然放射線量が高い地域の住民の発がん率は高い。× 自然放射線量が多い地域の住民の発癌率が高いというデータはないばかりか、逆にそういった地域の住民のほうが、発癌率や癌死亡率が低い。

b 放射線誘発がんで潜伏期間が最も短い腫瘍は乳癌である。× 白血病。

c 白血病の発生は放射線被ばく後 15 年以上経過してから増加する。× 6-7年がピーク。その他の癌は通常10-20年後に起こることが多い。

d 放射線による遺伝的影響はこれまでにヒトでは確認されていない。○

e 放射線誘発がんは他の原因による発がんと組織学的に識別可能である。× なわけない。
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