2012年放射線科専門医過去問基礎11−15

問題はこちらから参照して下さい。

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スライド33

11,e

e アナフィラキシー様反応は用量依存性に発生する。×

[colored_bg color=”gray” corner=”r”]非イオン性造影剤の特徴[/colored_bg]

・我が国において、ヨード系X線造影剤を投与された337,647例(イオン性造影剤169,284例、非イオン性造影剤168,363例)を対象とし大規模な多施設共同の副作用調査が行われた。その結果、イオン性造影剤の副作用発生頻度が12.66%(21,428例/169,284例)であるのに対し、非イオン性造影剤では、3.13%(5,276例/168,363例)であった。

・副作用症状のうち呼吸困難、急激な血圧低下、心停止、意識消失などの重篤な副作用の発生頻度をみると、イオン性造影剤では0.22%(367例/169,284例)であるのに対し、非イオン性造影剤では0.04%(70例/168,363例)と有意に副作用が少なかった。

・しかし、イオン性造影剤の副作用は、使用後数分~30分以内に発現する即時型アレルギーが大部分を占めていたのに対して、非イオン性造影剤では、投与後1時間以上、ときに数時間以上も経過して発現する遅発性アレルギーの報告が少なくなく、また即時型の症例の報告もある点に十分留意する必要がある。しかし、遅発型副作用の発生頻度及び発症機序については、まだ明確にはなっていない。

ヨード造影剤が副作用をおこす原因

(1)造影剤の物理的特性、
(2)造影剤の化学毒性、
(3)アナフィラキシ-様反応、
(4)心理的因子

の4つに大別される


 

スライド37

12,b

a 腎不全 × 原則禁忌

b 急性膵炎 ○ 原則禁忌だったが、慎重投与へ変更となった。

c 気管支喘息 × 原則禁忌

d 多発性骨髄腫 × 原則禁忌

e 重篤な甲状腺疾患 × 絶対禁忌


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13,d

a 通常胆道系から排泄される。× 腎排泄。

b 造影剤濃度と信号強度は比例する。× 信号強度と造影剤濃度は比例関係ではないと記載あり。

c 副作用の頻度は CT 用造影剤よりも高い。× ガドリニウム造影剤の副作用発現率は 1~2%程度であり、ヨード造影剤に比べ安全性が高いとされてきたが、重度腎障害患者に発現する副作用として腎性全身性線維法(NSF)が報告されて以来その認識は一変し、安全性について世界的に再考されるようになった。

d 体内動態はヨード系造影剤と同様である。○ ガドリニウム造影剤(臓器非特異性)はヨード造影剤ほぼ同じ体内動態をとり、腎機能が正常な患者での血中半減期は 1 時間前後であるが、末期腎障害患者では 35 時間程度まで延長する。

e 透析を行っていれば腎不全の患者に投与可能である。× 禁忌。

14,d

a CT の画像観察では 50 万画素モニタが推奨される。×130万〜500万画素。

b カラーモニタはモノクロモニタの代替とはならない。×

c 胸部 X 線写真では輝度が 20% 低下すると精度が劣化する。× 最高輝度が67%以下に低下すると胸部写真として使用する上で臨床的に読影結果の精度に影響する。つまり、33%低下が正解。

d マンモグラフィの画像観察では 500 万画素モニタが推奨される。○ 500万画素以上必要。

e モニタ管理用標準テストパターン(TG-18QC)のグレースケールは 8 階調である。×16段階


 

15,e

a 医用画像のフォーマットと通信プロトコルの規格である。○ CT・MRI・内視鏡・超音波などの医用画像診断装置、医用画像プリンタ、医用画像システム、医療情報システムなどの間でデジタル画像データや関連する診療データを通信したり、保存したりする方法を定めた国際標準規格をDICOMという。

b すべての医用画像モダリティはこの規格に準拠している。△超音波などはデジタル対応してきたがDICOM化されたのは最近。

c Digital Imaging and Communications in Medicine の略である。○

d Modality Working Management(MWM)はその機能の一つである。○

e DICOM3.0 は 8 つのサービスクラスと呼ばれる機能で成り立っている。× もっと沢山サービスクラスはある。サービスを提供する側と、サービスを利用する側の2つがあり、前者をSCP(Service Class Provider)、後者をSCU(Service Class User)という。

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16−20

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